kamonasubiのブログ

我が履歴書

おふれがき

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家に帰ると一枚の紙が壁に貼り付けられていた

 

1つ、家を出る際は必ずコロコロをすること

2つ、食べ終えたらすぐさま皿を洗うこと

3つ、クーラーをつける際は貯金箱に100円を入れること

 

『まるで、おふれがきだな』

 

ぼくはリュックに登山用のコンロと寝袋を持って公園へ向かった。

 

 

「昨日何してたんですか?」ある人が聞く

『あそこの公園でキャンプをしていました、コンロで野菜炒めを作りそこで寝ました』

 

「どんな回答やねん、軽い問いかけに対して返しえらい仕込んでくるなあ」

『本当の話ですよ』

 

「え?」

 

『本当にキャンプをしていたんです』

 

「不審者やん・・・・」

街コン

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「らしい、遊びをしようぜ、どうだい?街コンとか行ってみねえか?」

 

ぼく達はいつもより小ぎれいな格好をして、会場を目指した。

 

ぞろぞろと、若い男女が集まってくる

司会者であろうクタクタのスーツをきた男性が、進行を仕切る。

 

「乾杯ーーー♪」

 

各々がぎこちない様子で話し始める

 

『なあなあ、あの子、上戸彩に似てない???』

「お前、そのすぐ絶賛してめっちゃ持ち上げるクセやめろ、どうせすぐ冷めるんやろ、しかもお前の芸能人の喩えが何でいつも上戸彩やねん、それしか知らんのか引き出し少なすぎやろ」

『似てるよ、本人かと思ったわ』

 

「なんでもいいけどあそこに立ってる人らに話かけにいくか、安全なところから行こう」

 

『先いってて、ビールもらってくるわ』

「OK」

 

 

ぎゅうぎゅうの人波をかきわけながら、ドリンクカウンターへ並ぶ

 

「あの。。。。」

 

『はい』

 

 

「あの、あそこに立ってる子と話していたんですけど、、、あっちゃんに似てるっていわれませんか?」

『AKBのですか?』

「いやいや違いますよw芸人のほうです、よければ一緒にお話しませんか?」

 

チラッ

(むっ)

 

『・・・また後でね』

 

 

『なあ、さっき芸人のあっちゃんに似てると言われたわ』

「あっそ、そんなんどうでもええわ、今初対面の女性とこうして話しているんだよ、会話の段階を踏めよ、まずははじめましてだろうが、何で急に芸人に似てると言われた話から始まるんだよ」

 

くすくす

 

『彼はね、ぼくのツッコミを10年以上担当しているんですよ』

 

くすくす

 

 

 

上戸彩いってくるわ』

「おい、待て」

 

『行ってくる』

「待てって」

 

 

・・・

 

 

 

さーーーーーーそろそろお時間となりました!!!

皆さん連絡先は交換されましたかーーー??本日は素敵な夜をありがとうございましたーーー!!お帰りはこちらからどうぞー!

 

(><)

 

「お前はいつもそうだよ、一つのことに没頭したら周りが見えなくなるんだ、お前はいつもその場のテンションで相手を過大評価してしまうクセがある。それは中学の頃から変わってない、それと言っておくが上戸彩に全く似てないからな」

 

ドストエフスキー風に言えば今夜は「実に不毛な夜」だ。駅前にいいBARがあるんだよ行かないかい?』

「やれやれ、相変わらず意味の分からないことを言う奴だ。今晩は付き合うよ、ただし明日は仕事だからあまり飲まないがな」

 

『OKにんにくでも食べて元気だそうや』

「明日仕事だっつてんだろうが」

 

父2

父が病室で退屈だろうと思い、ブログの記事をメールで送った。

 

 

「感想をいいたいから見舞いにきてや」

 

 

 

病室には自分の若い頃の写真が飾られていて、看護婦さんと仲良く話していた。

 

「鴨、あの小説は何やあ?寿司を食べにいってなんでアメリカに行くんやあ?父には理解しがたい」

 

父の話は続いた

 

「わしもな今までの人生を執筆しようと思ってるんや、巧みな文章でな一つ一つキチンと書き記していくんや、今まで出会った人達や住んだ場所とか、父が行ってきたことを書き記してな、それを新聞に投稿したりしようと思う。まず雅号を考えんといけんな、何かいいのはあるかいな?」

 

『そうだね、お父さんも隠居したようなもんだし、石舟斎とはかどうかな?あとは海舟とか』

 

「うん、それがええなあ、わしの人生にピッタリの名前やな。父の読みではきっと人気が出るはずやで」

 

『そっか、応援しているよ』

「ありがとうな」

 

 

ぼくは病院をあとにした

バレンタイン

高校生にとってバレンタインは一大行事である。

 

いつもより気合の入った身だしなみ、前髪のまっすぐ具合は完璧だ

登校途中の、鏡で前髪をチェックする。よし、まっすぐセットされている。

 

妄想することは3つのシュチュエーション

 

1 下駄箱にチョコレート

2 誰もいない教室で手渡し

3 机の中にチョコレート

 

 

『・・・』

 

 

普段と変わらぬ一日が終わった。

 

 

母「あんた、これ食べや」

 

 

『ありがとう、後でたべるわ』

 

母「後でたべるわ後でたべるわって、あんたいつもそう言って食べへんやないの部屋のかたづけも後でやるわで、いつこもやらへんし押入れにおしこむだけであんなもんかたづけているうちにはいらへん」

 

 

『はい』

 

 

収穫 1つ

 

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旅3

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旅1 - kamonasubiのブログ←いちから読む

 

ある地下鉄駅を出ると、気品のある日本人女性が向かえてくれた。

「ようこそ、ニューヨークへ、英語ではWelcome to NYと言うんだけどね」

 

ペコリと頭を下げ街を歩いた。

 

「ここは面白い街だよ、ニューヨークに住んでいたと言いたい人がたくさんいるの、もちろんそうじゃない人もいるけどね」

 

ホットドッグ売りにドルを渡し、ほおばる。

 

「んもう、お腹が空くと機嫌が悪くなるクセは治ってないのね」

 

もぐもぐ

 

「ここが、あなたの家よ。知り合いが不動産をいくつか持っていて部屋が余っているというから貸してくれたの。電気水道、もちろんネット環境も整っているから自由に使ってね。冷蔵庫に1週間分の食料がある、ミルクは毎朝、トムさんっていうオーストラリア人が届けてくれるわ。仕事が欲しけりゃ新聞かネットを使って見つけてね、頑張ったら頑張ったぶん評価をしてくれる街だから挑戦して生きていくには最適な環境だよ。でもね、この街は勝ちたいと思ったら必ずといって溺れるの。だから私は日々負けれないと思って生きているの」

 

「がんばってね、鴨くん。あなたに宿題を5つ出すね」

 

1 一生懸命働いてお金を貯めること

2 貯めたお金を自分に投資すること

3 猫背を治すこと(運気がさがるよ)

4 レディーファーストが全くできてないから身につけること

5 英語も勉強しないとね

 

『はい』

 

「それじゃあ、私はチャイナタウンに行って来るからね、何かあったらこの番号に連絡してね」

 

『はい』

 

 

高さの低いベッドに横たわり天井を眺める

木目の粗いベージュ色の天井が何かを連想させる

 

君もこっちでアメリカンドリームを掴むといいさ

ある人からのメッセージが脳裏より声をあげる

 

 

つづく

旅2.5

「そんなもん持ってきてねえよ!!!」

バスで出会った青年の最後の一言であった

彼は出国においての"情報"が欠如していたのだ。

 

私はニューヨークにいる「ある人」へ電子メールを送った

 

カタカタ『こんにちは』

「こんにちは、どうやら本当にこっちにくるようだね、それにしてもこっちは毎日どこかでイベントをやってるよ。何せ世界中が憧れる街だからね」

カタカタ『とても楽しそうです』

「ああ、そうさ。君もこっちでアメリカンドリームを掴むといいさ、その時は自由の女神ですら交際相手にできる」

 

黒く冷たい雨の中、作業員が飛行機を誘導している

むっとした表情の搭乗員が私の荷物を頭上に置いてくれた。

 

ごごごごごご

 

飛行機が空港の地から離れる

 

今日は生れ落ちて10089日目だ

「18時間」時計が一周と半そんな一日があっても不思議ではない。

 

旅2

ISUZUの古びたワゴン車

カーステレオからは「青い山脈」が流れている。

 

「おれっちは各地の温泉を巡るのが好きでね、それも旅の醍醐味の一つなんだ四国だと道後がよかったな、有名どころの裏手に現地の人が行く大衆銭湯があんだよ、おれっちは高級なとこより、そんなとこが好きだよ、鴨っちは道後に行ったことはあるかい?」

 

『ええ、2度行きました。1度目は近畿から2号線を渡り広島までゆき、しまなみ街道を渡って、道後を目指しました。自転車で』

『2度目はバイクで四国を一周したときに寄りました』

 

「へえ、鴨っちも案外 旅が好きなんだなあ、で、今からどこに行きたいんだよ?今ならおれっちは上機嫌だ、何でもリクエストに答えるぜ」

 

『ニューヨークはいかがでしょうか?』

 

ぶほッ

 

「あんたも冗談が下手だぜ、香川の友達に会いにいくんじゃないのか?ニューヨークってかなり遠いぜ?車で行けるのは大阪ってとこにある国際空港までだ、そこからは飛行機で海を越えて行かなきゃいけない」

 

『気がかわったんです』

『JFK空港というところまで行ければ、現地の友達が迎えにきてくれます』

 

バスで出会った青年はしばらく考える。

 

「よし、わかったよ、おれっちも旅は流れるようにするのが好きなんだ、これも何かの縁だ、一緒に行くか、ニューヨークってとこによ。あんまり知らねえけどな、そのニューヨークってとこは、確かタクサンの国が集まったことを、まとめて、そう呼ぶって学校で習った記憶があるぜ。フランスとかドイツとかそういったところをまとめてそう呼んでんだよ」

 

『勉強になります』