kamonasubiのブログ

我が履歴書

父1

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ぼくの父は、そっくり誰かと似ている。


家に遊びにいくたびに、若い頃の写真を見せてきては「父ちゃんカッコいいやろ」と言ってくる。

 

自分のお気に入り写真を部屋に飾ったりしていて

それを人に見せるのが好きなのだ。

 

口癖は

「父ちゃんな、女の子にすごくモテたんやで、自慢やないけどな」

「父ちゃんのほうが鴨より髪の毛多かったけどな」の二つ。

 

とにかく自分が好きで見栄を張りたがり、女の子に目がなく

おしゃべりが好きでマジメな話ができない父。

すぐふざけ、その都度神経質な母に怒鳴られているが

そのたびに「母ちゃん怒ったんかいな?あはは」と笑ってやり過ごしている。

 

そんな父も現在病気を患い入院中である。

 

さすがの父もしばらくしょぼくれていたが

無事手術も終え、元気になるうちに「あれを持ってきてくれ、これを持ってきてくれ」と注文が増えてきた。

 

先日、父からメールがきた

「鴨。、みごとがある、図書館に行ってなるべく難しそうな本を借りてきてくれへんかな?」と。

 

『なんで?』と聞くと

 

「看護婦さんに頭いいとこ見てもらいたいんや。きれいなお姉さん多いからな、たのむわな。」と。

 

言われたとおり「貝原益軒の養生訓の分厚いやつ」を持っていくと、その日の晩にお礼のメールがきた

 

「鴨のおかげで、看護婦さんにえらい難しそうな本よんでますね、と言われたわ、よかつた!!退院したら一緒に焼肉にいこうな!ビールをたらふくごちそうするわ!!!好きなだけ食べや!!!!」と。

 

 

 

やれやれ

 

ぼくは父はひどく似ているようだ。