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kamonasubiのブログ

我が履歴書

旅3

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旅1 - kamonasubiのブログ←いちから読む

 

ある地下鉄駅を出ると、気品のある日本人女性が向かえてくれた。

「ようこそ、ニューヨークへ、英語ではWelcome to NYと言うんだけどね」

 

ペコリと頭を下げ街を歩いた。

 

「ここは面白い街だよ、ニューヨークに住んでいたと言いたい人がたくさんいるの、もちろんそうじゃない人もいるけどね」

 

ホットドッグ売りにドルを渡し、ほおばる。

 

「んもう、お腹が空くと機嫌が悪くなるクセは治ってないのね」

 

もぐもぐ

 

「ここが、あなたの家よ。知り合いが不動産をいくつか持っていて部屋が余っているというから貸してくれたの。電気水道、もちろんネット環境も整っているから自由に使ってね。冷蔵庫に1週間分の食料がある、ミルクは毎朝、トムさんっていうオーストラリア人が届けてくれるわ。仕事が欲しけりゃ新聞かネットを使って見つけてね、頑張ったら頑張ったぶん評価をしてくれる街だから挑戦して生きていくには最適な環境だよ。でもね、この街は勝ちたいと思ったら必ずといって溺れるの。だから私は日々負けれないと思って生きているの」

 

「がんばってね、鴨くん。あなたに宿題を5つ出すね」

 

1 一生懸命働いてお金を貯めること

2 貯めたお金を自分に投資すること

3 猫背を治すこと(運気がさがるよ)

4 レディーファーストが全くできてないから身につけること

5 英語も勉強しないとね

 

『はい』

 

「それじゃあ、私はチャイナタウンに行って来るからね、何かあったらこの番号に連絡してね」

 

『はい』

 

 

高さの低いベッドに横たわり天井を眺める

木目の粗いベージュ色の天井が何かを連想させる

 

君もこっちでアメリカンドリームを掴むといいさ

ある人からのメッセージが脳裏より声をあげる

 

 

つづく